今日、とある場所で目にした文章。
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『今日』
今日、わたしはお皿を洗わなかった
ベッドはぐちゃぐちゃ
浸けといたおむつは
だんだんくさくなってきた
きのうこぼした食べかすが
床の上からわたしを見ている
窓ガラスはよごれすぎてアートみたい
雨が降るまでこのままだとおもう
人に見られたら
なんていわれるか
ひどいねえとか、だらしないとか
今日一日、何をしてたの? とか
わたしは、この子が眠るまで、おっぱいをやっていた
わたしは、この子が泣きやむまで、ずっとだっこしていた
わたしは、この子とかくれんぼした。
わたしは、この子のためにおもちゃを鳴らした、それはきゅうっと鳴った
わたしは、ぶらんこをゆすり、歌をうたった
わたしは、この子に、していいこととわるいことを、教えた
ほんとにいったい一日何をしていたのかな
たいしたことはしなかったね、たぶん、それはほんと
でもこう考えれば、いいんじゃない?
今日一日、わたしは
澄んだ目をした、髪のふわふわな、この子のために
すごく大切なことをしていたんだって
そしてもし、そっちのほうがほんとなら、
わたしはちゃーんとやったわけだ
別に、落ち込んでいたわけでも、情緒が不安定だったわけでもないのだけど、なんだかウルウル泣きそうになってしまいました。
別に、毎日の子育てにうんざりしているとか、同じような毎日に嫌気がさしているとか、家事と育児がやりきれなくてパンクしそうとか、そんなことを感じていたわけでもないのだけれど。
(もちろん、おちびか生まれて1年3ヶ月。そんなことを思った日もあるけれど。笑)
でも、「ああ、私だけじゃないんだなぁ。みんな、多かれ少なかれ、子育てしているママは幸せだけど大変、大変だけど幸せなんだなぁ。」って、なんだか安心したのです。
子どもに恵まれたことは本当に本当に奇跡で、今元気にいてくれることだけで、本当に本当にありがたいことで。
大切な我が子の成長を、1番近くで見守れることは何よりもの幸せで。
もしかしたら毎日仕事に出ることの方が大変なことで。
なーんてことはとってもよく分かってていて、日々感じていることで、感謝もしているんだけれどね。
それでもママたちは、育児の他にもやらなければいけないことと、やりたいこと、他にも色々な気持ちも抱えていて。
やらなければいけないこと、というのはたいがい家事なんだけど、やりきれなかったときは罪悪感のようなモヤモヤした気持ちになって。
今まで仕事にやりがいを感じていたママは特に、家の中くらいにしか自分の居場所や役割がないことに、物足りなさや寂しさやもどかしさや、他にもたくさんの複雑な感情を抱えているかもしれなくて。
一歩離れて見てみれば、違う立場の人から見てみれば、クヨクヨしすぎ~とか、何そんな甘えたことを、自分の幸せに気がついていないだけよ、なんて思われるかもしれないことは百も承知だし、その通りなんですけど。
でも、何だかこのひとつの文章に、感動して、安心して、感謝しました。
このひとつの文章をきっかけに、この記事を書いて、書きながら色々考えて、改めて私の今ある幸せに心から感謝しました。
また今日も、穏やかに過ごせます。
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